日本では「少子化」が進んでいます。20年後30年度の日本の労働人口の減少は、現在の現役世代にとっても深刻な問題です。国の医療保険制度や年金制度は働いている人たちの納める掛金や税金などで成り立っているので、労働人口が減るとその分集まる資金が減ることにつながります。その上「高齢化」も急速に進んでいるので、年金受給者はどんどん増える一方です。
これからの日本は、たくさんの資金が必要になるのに、集まる資金は減っていくのが現状です。「高齢化」に伴って介護保険制度も同じ状況にあります。このように、今後公的なものだけに頼った老後は不安でいっぱいです。いずれやってくる老後のためにますます自助努力が必要になってきています。
ではどのように自助努力をすればいいのでしょうか。
ほとんどの方が国の医療保険制度だけでは心配ということで、生命保険会社やJA,郵便局などで医療保険やがん保険に加入されていると思います。これも自助努力の一つです。また国の年金制度で足りないと思う部分を個人年金保険で補うのも一つです。
また最近では国の介護保険の1割負担の支払いが厳しいので要介護認定に応じた満額の介護サービスを受けられないという人も増えてきているようです。
国の介護保険制度と生命保険会社の介護保険は基本的な仕組みが違います。
介護保険への備えは年齢に関係なく必要だと思いますので、
違いを理解して老後のために準備するのも大切な自助努力だと思います。